というわけで今年もほぼ終わりですが,久しぶり年末年始が忙しくなく記事が書けました.
書いた日: 2019年11月21日
というわけでTOP500は代わり映えがありませんが,国内的にはGreen500が面白いところでしょうか.富岳向けのA64FXチップのマシンが1位,PEZY社のNA-1が僅差で2位につけています.今回のF社のコンパイラの出来はどうなのでしょうか.
いまさらですがORCA 4.2.1が10月末にリリースされていました.バグフィックスだけの模様です.
ORCA Forumで知ったのですが,EPYCなどのZen系CPUでMKLを使う場合,export MKL_DEBUG_CPU_TYPE=5しておくとAVX2が有効になって計算が速くなります.とりあえずORCAとPSI4は高速化されました.
書いた日: 2019年10月3日
ダウンロードのページがversion 2019 R2になっていました.MC-PDFTが入った模様です.
書いた日: 2019年9月4日
NWChemやORCA, PSI4でSCAN汎関数の計算結果が異なる原因は,ソフトウェアの積分精度の問題のようです.ORCAの場合,積分グリッドをGrid6にするだけではダメで,動径積分の精度も上げる必要があり,%method IntAcc 12 end
を追加するとNWChemと同様な結果が得られました.
書いた日: 2019年8月11日
ORCA 4.2.0がリリースされました.色々な新機能が入っているようです.local correlation法やmultireference法の強化もさることながら,libxcの汎関数の多くが使えるようになりました.
書いた日: 2019年8月11日
珍しくバグフィックス版がリリースされました.
書いた日: 2019年7月14日
GAMESSの新バージョンがリリースされました.DFT関係に色々手が入っているようです.手元のマシン(Broadwell Xeon)ではJANS gridを使ったDFT計算がこれまでの倍速くらいになっているのですが,リリースノートにも特に記載されていないという.
書いた日: 2019年6月18日
上位では5位にテキサス大学の新システムが入りました.面白いところでは54位にさくらインターネットが入っているという.
書いた日: 2019年5月19日
PSI4でもその気になればSCAN汎関数が使えるのですが,ORCAと同じく計算結果が微妙です.DFT-D3(BJ)の分散力補正を入れて構造最適化計算をやるとNWChemの開発版(の改造版)が一番まともなrotational constantを与え,PSI4やORCAだとrotational constatntがreferenceからかなりずれるという…….
書いた日: 2019年4月13日
XHTML 1.0がobsoleteになってしばらく経ちましたがHTML5に移行しました.ここの記事は独自のXMLからHTMLを生成しているので,XSLT stylesheetを少し変えて処理しただけですが.
書いた日: 2019年1月1日
あけましておめでとうございます.計算だけやって記事化していないものがいくつかあるのですが,今年は年末の休みが短くて……という.